真田丸-第2話『決断』あらすじや感想-周辺戦国史解説あり-ネタバレ含む

真田丸第2話の感想(ネタバレ含むので注意)

ただのあらすじと感想を示すだけでは、他サイトさんとあまり変わりないので、

真田丸をよりよく理解し、楽しんでもらえるよう

わたしの知る戦国史ネタを絡めて

お伝えしていきたいと思います。

前回 第1話-船出-感想

感想一覧 真田丸全話感想と視聴率まとめ

ちなみに国名はすべて現在の県で言い換えています。

わからない人もいるかもしれないので。

ではスタート!

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2話の内容の各種背景

武田家は滅亡のカウントダウンという状況です。

勝頼様はもはや行くところはありません。

死に場所を探すような状況でしょう。

一方、信繁たちは危険な道中を新府城から岩櫃城まで向かいます。

あたりには織田軍や落ち武者狩りがうようよしています。

地雷原を歩くようなものだと思ってください。

また、女子供や荷物を持ちながらの行軍のため、足がおそくなりがちです。

家につくまでほっとできない展開。

どうなるでしょうか?

第2話あらすじ(感想と小ネタを)はさみながら

超危険な道中を家へ向かう真田家一行

この時代、負け戦をした勢力に属するもの達に待ち受けるのは

敵軍の追撃もそうですが、壮絶な落ち武者狩りです。

その目的は兵糧・武器防具や若い女性目当てです。

負け勢力に属する真田家一行の家路は強烈に危険です。

 

さて、道中信繁は兄信幸に峠を通り近道をするべきだと提案。

しかし、信幸は母をはじめ女子供たちの体力と、山道で盗賊の類に

襲われれば身動きがとれなくなることを危惧し、提案を却下します。

 

しかし、やはり道中落ち武者狩りに襲われます。

信幸の機転により、母・薫の着物類を放り出し、落ち武者狩りが

を取られている間に一行は逃げます。

 

一方の父・昌幸は佐助から渡された書状により、勝頼様が岩殿城

へ向かったことを知ります。

昌幸は小山田信茂が周囲敵だらけの岩殿城へ勝頼様を向かわせたのか

疑問を持ちます。

そして、そのまま佐助に岩殿城の様子を見てくるよう指示します。

終わりが近づく勝頼様

峠を降りてきた勝頼さま。

ふもとの田野村で陣を張って一息ついていますが、実際にはおそらく、陣など張る余裕はなかったでしょう。
跡部勝資は昌幸の言うとおり岩櫃城へと行けば・・と後悔。

しかし勝頼様は付近にある天目山は先祖・武田信満が追いつめられ自害をした場所であり、
自分もまたそこでの終焉を受け入れているかのようです。

一方焼けた新府城跡には徳川家康。

自分を散々苦しめた武田家の凋落ぶりには思うところがあるようです。

家康は過去信玄に馬上で脱糞するほど恐怖しながら敗走するなど、コテンパンにやられた過去があります。

(三方が原の戦い)

また、今回の武田攻めまでは、対武田家に対して、一貫して守勢でした。ひきこもりでした。

当時の徳川家は武田家よりかなり勢力の小さい家だったのです。

てか、家康さまはギャグパートなんでしょうか?w

逃げる真田家一向に救いの手?

信幸率いる真田家一行は、途中泥を塗りながら農民のふりをして落ち武者狩りなどを
やり過ごしていました。
祖母・とりの名演技などもあり、危機を脱しつつあります。

しかし、ある武士団とすれ違った際、母・薫がとりに触発されたのか、

過剰な演技をし始め、農民がもっているようなものではない扇を落とします。

これを見咎められ、真田家一行は窮地に陥りますが、その部隊は 小山田八左衛門の部隊。

姉・松が小山田茂誠に嫁いでいたことから二人は顔見知りであり、窮地を脱します。

しかしこれは小山田信茂が八左衛門に命じて真田一族を捕えるためのものでした。

信幸たちは小山田が織田の軍門へと下っていることは知らずに安心していましたが、

信繫は、小山田家も危機的な状況でこんなところに兵を回す余裕などないはずと疑います。

そりゃそうですよね。

武田家の終焉

いよいよ勝頼様に最後のときが迫っていました。

織田家家臣・滝川一益の軍が目前に迫り、少ない家臣が応戦している状況でした。

勝頼様は切腹するため陣の後ろに引きます。

そこで、父信玄の亡霊をみたのか、信玄の霊に詫びています。

ものすごくなんとも言えない、哀しいシーンです。

ここで勝頼様は37年という人生の幕を閉じ、武田家滅亡の瞬間でした。

37歳ですよ?27・8歳で5か国の国主になって、ほとんど無理ゲー

領国運営をしなければならず、37歳で自害に追い込まれる。

とてもわたしにはできそうにありまえん。

家督相続の前に逃げます。

勝頼様は無能だ猪武者だの言われますが、30前後の歳でそれだけのことを
することはきっと大変なことだったと思います。

勝頼様の霊に合掌・・・・

 

昌幸からの命令で勝頼の様子を探っていた佐助は、戻って昌幸に勝頼様の最後を伝えました。

昌幸は最後まで忠義を尽くした勝頼様の最後に涙を流します。

しかし、状況はそう感傷的になってもいられません。

まだ到着しない家族一行を迎えにいくため、兵を率いて出発しました。

八左衛門に先導で進んでいた信繁たちでしたが、突然八左衛門の兵たちに取り囲まれます。

信繁たちは必死の抵抗を見せますが次第に追い詰められます。

あわやというところで昌幸の迎えが間に合いました。

昌幸と共に信繁たちは反撃し、なんとか窮地を脱しました。

一方、武田家を裏切った小山田信茂は織田信忠のもとに出頭します。

が・・・・土壇場で裏切ったものを迎える法は織田家にはないようです。

徳川だったらなんとかなったかも。

とにかく、小山田信茂は斬首。

小山田茂誠らはどうなるのでしょうか・・・

 

真田家の今後の方針

そのころ岩櫃城へ着いた真田家一行は家臣たちと軍議を開いていました。

織田軍が岩櫃まで攻め込むのは時間の問題。

上杉に付くか、北条へ付くかを決めなければなりません。

くじで信幸にどこにつくか選ばせますが、思い直します。

昌幸はくじで真田家の命運を決めるのは間違いだと思い直します。

そりゃそうだww

そして、昌幸は信幸・信繁、家臣たちにこう宣言。

「真田は織田につくことにする。」

真田家にとって大きな決断となるでしょう。
以上、『真田丸』第2話「決断」のあらすじでした。

第2話視聴率

20.1%でした。

20%超えを果たしました!これから上昇気流に乗れるか?

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      2016/03/08