真田丸-第3話『策略』あらすじや感想-周辺戦国史解説あり-ネタバレ含む

真田丸第3話の感想(ネタバレ含むので注意)

ただのあらすじと感想を示すだけでは、他サイトさんとあまり変わりないので、

真田丸をよりよく理解し、楽しんでもらえるように

わたしの知る戦国史ネタを絡めて

お伝えしていきたいと思います。

BACK 真田丸第2話-決断-感想

感想一覧 真田丸全話感想と視聴率まとめ

ではスタート!

[adsense]

3話の内容の各種背景

武田家が滅び、織田家の権勢はますます強くなります。

このころは織田家が武田の領地のうち甲斐(山梨)、信濃(長野)を飲み込みました。

北の越後(新潟)の上杉家の運命も、南の武田家が滅びたことで、西と南から挟み撃ち

という状況のなか、風前のともしびでした。

真田家の岩櫃城は、北は風前のともしびの上杉家。

東・南は関東の雄、北条家。

西は超強大な織田家と、一歩舵取りを誤れば真田家はたちまち滅亡してしまう状況でした。

 

第3話あらすじ(感想と小ネタを)はさみながら

真田家、織田に付くための工作

真田昌幸は真田家を守るため、織田家に仕えることが最善と考えていました。

昌幸は弟である真田信尹と叔父の矢沢頼綱にそのことを伝えます。

北条家と長く交渉を続けてきた信尹は北条家との密約が固まりつつある現状から

わざわざ織田家に付かなくても良いのではないかと考えていました。

しかし昌幸の考えは堅いようです。

ただ一言で織田に付くといっても簡単なことではありません。

つい最近まで、武田家臣として織田に敵対していたのです。

ただ真田家もそうですが、信濃(長野)は国人衆の力が強い地域です。

国人衆とは、国よりも小さい単位の地域を治める、小さな領主たちをいいます。

地元の領主様といった感じで、武田家や徳川家など大きい大名家は

この国人衆の小さな支配単位をまとめることで領国を支配しています。

ちなみに織田家はこのころすでに、国人衆の支配には否定的で自分の家臣に

領国を預け、織田家の支配を領国全体に及ぼそうとしています。

より現代的支配であると言っていいでしょう。

 

ともかく、真田家としてはまずは付近の国人衆の意見をまとめる必要があります。

周囲がバラバラに各大名家についてしまえばたちまち真田家の周囲は不安定に

なってしまいます。

昌幸は早速国衆を呼び集め、織田家に属することが得策だと働きかけます。

しかし、国衆は昌幸が国衆の長のように振る舞っていることが気に食わず、話は

まとまりませんでした。

武田家を参考にする徳川家康

武田家の軍事拠点であった高遠城では徳川家の家臣である本多忠勝が

戦死者の弔いを行っていました。

そして高遠城に来た家康は武田家の家臣達の信頼をつかむ必要があると考え、

勝頼様の首を供養しようします。

家康の側近である・本多正信はこのことが甲斐・信濃の広くに伝わるように動きます。

そんなとき松の夫である茂誠が家康の前に1人現れました。

逃避行中です。

裏切り者の一族ですから悲惨なものです。

側近の忠勝は茂誠を斬ろうとするが、家康に「戦は終わった」と止められます。

さて、家康は武田家に対し敬意を表しているようですが、

この後も家康はことあるごとに武田家のことを気にしています。

家康は武田家が滅びたあと、散り散りになった武田家の旧臣を
秘密裡に召し抱えます。

秘密裡なのは、ばれたら信長にどやされるからです。

信長は敵対勢力の残党などに容赦がありません。

実際、土壇場で裏切ったとはいえ小山田信茂は斬られましたし

武田家の親族衆は軒並み捕えられ、やはり処刑されています。

それでも家康はそうした武田旧臣たちから武田家の優れた軍制

を取り入れ、自らの軍団の血肉にしていきました。

また、江戸時代には信玄の次男の血筋をひく者を旗本高家として

武田家を再興させています。

武田信玄にコテンパンにされ、武田勝頼様に対して長らく引きこもり
を余儀なくされ、家康にとっては武田家は強敵であり続けました。

そうしたところから、家康が武田家からいろいろ学びたいと思ったのでしょう。

昌幸の対織田工作

一方、国衆をまとめられなかった昌幸は別の手を打ちます。

織田家へ属せないのであれば、ひとまず上杉と接近しようと考えます。

上杉に書状を届けるように命じられた信幸は、父の変わる信念に疑念を覚えるも

命令に従い佐助とともに出立します。

道中、裏切りを察したのか街道にて国人衆の出浦・室賀が率いる部隊に襲われて佐助が斬られます。

あれ?佐助退場?と思いました。

そして上杉宛の書状も奪われました。

上杉と真田がつながっていることを確信した室賀は書状を手土産に信長に取り入ろうと考えます。

大事な書状を奪われたばかりか、佐助をも失った信幸は昌幸のところへ戻ると切腹をして詫びようとします。

だがそこには出浦の姿がありました。

これは昌幸の策略でした。

昌幸は信長に直接家臣になることを願い出たところで良い返事は得ることはできない。
ならばいっそ他の者から自分の価値が信長に伝わるようにしようとしました。

昌幸は出浦を使い、室賀に書状をわざとわたるようにしていたのです。

そして当たり前のように佐助も登場します。

あっけにとられ、なにやら情けないような気分の信幸。

全ては自身の価値を信長が見抜いてくれると考えた昌幸と出浦の一世一代の博打でした。

リア充信繁

爆ぜろ!!!!!

以上。

気になる人は実際に見てください。

簡単に言うと、信繁には想い人(梅)がいて、中のいい幼馴染(きり)がいて
梅は信繁のことをまんざらでもないように思っている様子。
きりも信繁が気になるようで、ツンデレ風です。
つまり・・・リア充・・・つまり無価値・・・けっ!!

このシーンで信繁の姉・松の夫である小山田茂誠が現れます。

一旦茂誠をかくまった信繁は、これを兄に引き合わせます。

当然のように信幸は激怒しますが、松に懇願されて折れます。

『俺は明日昼すぎに起きる』

いい男ですね。

そんなこんなで、茂誠は命が助かりました。よかったね^^

魔王からの召集令状

しばらくして、織田信長から昌幸の元へ「参上せよ」との書状がきました。

手紙がオーラを放ってそうです。

信幸は動向を願い出るが生きて帰れる保証がないために、

跡取りとなる信幸は置いていき昌幸は信繁と共に織田家と向かうことにしました。

昌幸が仕掛けた賭けはどう出るのか、次回信長との対面です。

第3話視聴率

18.3%でした。前回から1.8%落としました。

こんなもんでしょうか?

NEXT 真田丸第4話-挑戦-感想

感想一覧 真田丸全話感想と視聴率まとめ

ソーシャル

お知らせ

「当サイト」はamazon.co.jpを宣言しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエト宣言プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

                      

      2016/03/08